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「あと どうして服着てないのよ!?首痛い、2回目!ついでに髪濡れてるし!顔にぽたぽた水滴落ちてきて冷たいんですけどっ!」
全く状況が理解出来なくて凛矢を睨みつける。
「パンツは履いてる。風呂入ってた」
「は?」
「あと、大家に追い出しくらって行くとこなくなったからお邪魔してました。つうか今日からお邪魔になります」
「は?」
「あ、俺ん家と、葉子ん家の親からは許可貰ってあっから大丈夫だぞ!な?」
いやいやいやいや。
待て待て待て待て。
「『わぁ〜、それなら安心だねぇ〜』ってなるわけないでしょーがっ!?なに言ってんの?お邪魔になりますだ!?はぁ?はぁあぁぁ〜っ!?」
ぱっと手を離してにこにこしながらいかにも我が家のように堂々とリビングに戻って行く凛矢を慌てて追いかける。
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