風は想いを……

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風は想いを……

e68182f8-6f3b-4721-9992-d6e6b5833fe0 路地裏に舞い込んだ言の葉書…… 足もとに張りついたそれを手に取り 青年は頬を緩め吐息を、ひとつ 誰が書いたものなのであろうか…… 青年は送り主である人物をさがした たどり着いた先にいたのは…… この世の者か定かではないものだった 迷いにまよった青年は心にきめた 声をかけ葉書の共有を申し出てみよう 拒絶をされれば、それまでのこと そこは男として潔く謝罪をのべるべし そうとわかっていながらも不安がよぎる こんな自分が関わってよい者なのか 震える指先はまるで青年を裏切るかのよに その送信ボタンを、押してしまった 8587e0f2-6d64-47c9-b70e-24ddc098044c
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