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いつかの……
相手の眼をみて、はなしなさいよ……
僕らはそう習って生きてきたはずなんだ
なのにどうしたことなんだろうか
瞳がみえないこの世界は活きづらいよ
想像をしてしまうんだよ、相手の顔をね
きっと……あのひとは怒っているんだよ
ほら、あっちのひとが泣いているのは
もしかしたら僕のせいかもしれないよね
……このひとは、きっと僕を疑っている
怖くて……誰にも話しかけられないよ
便利すぎる、この世の中ってのはさ
なんだかひとの心を貧しくさせてるよね
ねえ母さん、僕はどうすればいいのかな
いつかの……、あのころみたいにさ
暗くなるまで言い合えたならいいのにな
お互いが納得するまでさ、喧嘩して……
そんな純粋をぶつけられたらいいのかな
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