書けなくなりました

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書けなくなりました

bf65b954-b5cd-40d4-a883-1a8fe6211cc2 散文が、書けなくなりました……。 いえ、正しく言うとするならば 感情を意識するようになりました…… ひょんな出会いがありまして ええ、僕の散文からの出会いでした 強く想う存在への心の声でありました 願いであり、祈りだと言われました…… これは散文ではなく詩だよと 根なし草の自分に響いたと言われました 言葉は魂なのだと、甘くみてはいけないと しばらくの間、そんなことも忘れて 言いたい放題で感情まかせに…… 散文という名目に自分を甘やかしてました ひとの縁を、知りました……。 遠く忘れかけていたもの、大切なもの 必死に守ってきたと思っていたことがらは 空回りをしていたのだと知りました ひとりで居るとろくなことはない、と 見返りなどは求めない、父母よりも強い あの頃の青く輝かしい掛け替えのない絆 そんなものを思い出しました…… よくよく思い返してみれば繋がっていく ただ、ありがとうと言わざるを得ない…… すべての出会いには意味があり、そして どの出会いにも感謝をする時が必ずくると
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