美緒

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 煌めく川のせせらぎを見下ろす  桜並木へと続く橋の前で  お母さんが笑っている  優しい言葉と  気持ちいい手のひらの感触と    胸のぬくもりと  全部使って、私を包み込んでくれる  もう、誰もそこに花を手向けない  それでも  世界でたった一人のお母さんは  私の中に棲んでいる
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