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一瞬でも脳内花畑になった自分が恥ずかしい。
「杉本さん?どうしたんですか?」
米山の声で我に返る。
「早起きしすぎて、一瞬意識が飛んでたわ。折角仕事に集中できる時間帯なんだから、仕事するぞ」
これ以上米山と話していても余計な情報ばかりはいってきて混乱するだけだと思って、無理やり会話を終わらせる。
パソコンに向かうも、高橋さんが誰にも連絡先を教えないことだったり、笑顔で上川原さんと話している姿が頭をちらちら過る。
結局始業するまで集中できずに時間が経ってしまった。
仕事に集中できずにいれたのは、このときまでだっということを俺は後から知ることとなるのだった。
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