少年心

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少年心

あの日描いてた夜の月みたいな夢 少し肌寒いけど、それでも僕らは こうして1つ1つと年を重ねてゆくんだね あの場所で語り合ったのを覚えてるか 星が煌めく静かな平原で僕らは 真っ直ぐな声を上げてさ 「いつかはこうなるんだ」と 少年のように笑いあってた日々が いくつもの星が流れてくように あの場所から遠ざかっていく 変わらないけど変わりゆく場所が交わり 今はもうどこにもない (もが)き走ってた時よりなんかまったりだな 落ち着き始めてそれどころじゃなくなった それでも1つ1つと巻き戻ってる 情景と記憶の奥にあるモノ 殺風景な空を眺めてはふと思う あの時はなんで、なんて 今からじゃ遅いかな 少年のように笑ってみたい やっぱり僕だけじゃない あの場所でも同じなんだよな 変わりはするけど代えられないモノが 今はただ 大人になっても忘れたくはない 大人だからさ、やったっていいんじゃない? 常識を覆す程のちっぽけな想いが上回って 星が流れてくようにいつか 輝きで満たしてみたいな 遠くなっても、また戻れるんだって 今はただ、がむしゃらになって この時代で歩を止める理由はない
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