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恐怖と安心
夢を見た、起きた時汗をかいていて、目から涙が流れていた。死にたいな、ほんと、なんで生きてんだろ、今はお母さん優しくしてるけど、いいや、優しいんじゃない、もう育てる気がないんだよ、呆れてる。
頭が痛い、押さえつけられてるような、吐き気がする、吐きたい、あまりよく見えないな、部屋の様子がわからない、何処からか声が聞こえる気がする。
「大丈夫?」
誰だ、?男性?
「泣いてるけど…」
あぁ、この人か、
「大丈夫です。」
「君の大丈夫は、大丈夫ではないだろう?」
「ほっといてください」
「そっか」
と言いながら立ち、ニコっと手を振りながらドアを閉めて帰ってった。
流石に冷たかったか、私のこと心配してくれる人がいるんだ、、なんか嬉しいな、なんて、カウンセラーだしそれぐらい普通か。
心配なんてしてないし、仕事だよね。
「あーあ、」
しんどいな、学校行かなきゃな、行く気はないけどね。
外に出たいけど、一階にはあの人達がいるから降りたく無い。窓から飛び降りる?此処二階だし、多分大丈夫。
しばらく開けてないので、ガラガラっと大きい音を立てて開く、誰も来てないだろうか。
よっ、跳ぶと体勢を崩してしまい
「うぇ、」
と、情けない声が出る
まぁ、無事に着地できて、骨が折れたりすることもなかった。
どこに行こう、海に行こうか。
海まで結構な距離があって、運動をしていなかった私は、疲れてもうフラフラだったが少し先に、私が目指していた海が見えたので、もう少し頑張るか。目標があると、人はここまで動けるのか、と考えながら海まで歩いた。その海はそこまで人気はなく、人はいない。…いいや、いた。帰ろう、帰らなければ、会ってはいけない、バレる前に、はやく、早く、動け、動け、バレたら、ダメじゃないか、動けない、なんで?誰か、助けて、あいつには、会いたくない、ねぇ、殴られたくない、もう、やだ、やだ。
「はぁ、勝手に外に出るからじゃないか」
あ、、
「どうやって出たのかなぁ、下にこなかったし…取り敢えず、影で休もうか」
声が出ないから、首を縦に振り、おんぶしてもらい、公園のベンチで休ませてもらった。
「話せる?」
そう聞かれた、何も話す気になれない。でも、無理だ、なんで言えば迷惑なのだろう。
「多分」
「そう、じゃぁ、どうやって出た」
言えばなんて答えてくるだろう、死ぬ気か?とかかな
「飛び降りた」
「おぉ!凄いね、俺なら怖くて無理だよ!」
え?怒られると思ったのに、変な人。
「帰りたい。」
「君から出たのに?」
「海に行きたかった。」
「もう一回行く?」
「でも…」
「俺といれば大丈夫だ」
どこからくる自信なのだろう、有名でも、怖いわけでもない、大人といれば大丈夫とか、そういうのなのだろうか。まぁ、少しは安心だろ、でも、陰でなにかいわれるんじゃ
「海、行きたいんでしょ」
「まぁ、そう、です」
本当に、大丈夫なのだろうか、と思いながらも、彼について行き、海についた、あいつらはまだいる、こんな人気のない場所に。
「んー?元気?」
「はい、多分」
「ねぇ、俺の話、していい?」
「無理って言ったらどうしますか?」
「話さない、でも、海、綺麗だよね、私、…」
私?この人は、俺って言ってたのに、?
「俺ね、海、めっちゃ怖かったの」
とさっきのミスをなかったかのように、話始めた。
「え、、なんか、ごめんなさい」
「いや、いいよ、海、綺麗だし、」
「話していいですけど」
「本当?」
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