マネキンの首

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同時に雅俊は、あのマネキンには何の関心もないように思えた。 しばらくしてからのこと、俺は久しぶりに倉庫の中に入った。 ――一、二、三、四、五。 首のないマネキンが五体になっていた。 夏休みになった。 学校に行くことはない。 そして倉庫の前も通らなくなった。
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