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「(! 今こいつ私の事 馬鹿な奴とか思わなかったかしら!?ふっ、馬鹿は貴方よ馬鹿め!貴方がルパンと不二子の息子だって事はとっくに調べがついてあるわ(←※違う。似てるだけである。)。貴方を私の執事にしたのだって銭形警部と呼ばれる私のお父様の仕事が少しでも楽になって少しでも早く家族皆で旅行に行けるようにするためですもの。どうせキャリーバッグだって何処か別な場所に運んだのでしょう?とっくの遠様にお見通しですわよ!だから今我が家の腕利きSP達に次元を追いかけさせてるところですもの、次元が捕まるのも時間の問題ですわ!オーホッホッホッホッ!!)」
※お嬢は何でもお見通しだった。
なんだこいつ…ずっとニヤニヤしてやがる…。
「(だけど次元が捕まる前にこのボーイ自ら私に“ごめんなさいでした”って謝らせてやるわ。だってそうしなきゃ次元が警察に白状した時 一緒にこいつも刑務所行きになってしまいますもの。こいつが自分から謝ってさえくれれば手錠をかけられそうになった時に『お待ち下さい。彼は私に自分から謝罪してくれました。今回の事は許してさしあげますわ。さぁクールガイ、我が家に戻りなさい』と助けてやる事が出来るもの。えっ?何で腹立ってるくせにこいつを庇うのかって?…ふふっ、だってこいつ確かに性格は悪いけれど見た目が美しいのは間違いないからよ。私は美しいもの全てを愛しているの。せっかく手に入れた美宝物のひとつであるこいつを手放すなんて勿体ないじゃないの!誰にもあげないわ!この世にある美しいものは全て私のものよ!オーホッホッホッホッ!!!)」
まだニヤついてやがる…。
気味が悪くなってきてお嬢から視線を逸らし花瓶の花を薔薇からチューリップに入れ替えてると「グッボーイ!」とお嬢に言われた。
「はぁ?」
「赤、白、黄色、オレンジ、ピンク、丸いものからチュチュみたいな形と様々な種類がある中から ピンク色でスタンダードなTHEチューリップと言う形のチューリップを選んだ事は褒めてあげるわ、クールガイ!何故なら私はピンクが好きだから!オーホッホッホッホッ!!」
「……あぁ、どうもです」
チューリップ選んだの俺じゃなく花屋のお姉さんだけどな。でもまぁ俺の株が上がれば上がるだけ給料もUPすっから良っか。しかしオホホホホ煩ぇなこの糞女。いつまで言ってんだ、良い加減黙れうんこ。
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