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しもやけ
私には、毎年、戦わないといけない戦がある。
その名は、「しもやけ」
そいつは、綺麗な紅葉が過ぎ去り、
これからまさに、ふるえる冬に向かって暦が進んでいく11月から徐々に私の手足をむしばんでいく。
それも、ムカつく事に、正体を完璧に表すのは、いつも決まってクリスマスから年末年始掛けて。
だから、いつも、私の傍にこいつが居て。
ふるえる寒さと手足のしもやけ、
その両方に同時に戦を挑まないといけない悲しい現実。
毎年、毎年、その戦にどうにか勝ち、来年こそ、絶対しもやけにはなるもんかと心に誓うが、結局冬になるとなってしまう。
あぁ! 私は、いつまでこいつと勝負をすればいいだろう?
このいろんな意味で、ふるえる冬将軍と
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