初恋が動き出す

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「南雲、退け。」 「嫌です。」 「この酔っ払いが。」 「酔いは覚めました。」 「だったら離せ。」 「嫌です。」 「離せって!」 「あなたが好きです。」 「冗談やめろ。」 「本気です。」 「何言ってるんだ。俺たちは今日、会ったばかりだろ?」 やっぱり、あなたは僕のことを覚えていなかった。 それでもいい。それでも…… 「御手洗先輩、僕はあなたを本気で口説きたい。」 「南雲なにいって、んん//」 僕は彼の唇を無理やり塞いだ。
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