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リビングに1人になった僕は、頭を抱えた。
勢いで告白してしまった。それにキスまで。
想定外の展開に僕の頭はフリーズ寸前だ。
ひとまず、御手洗の着替えを準備し、脱衣所に置こうとした時、風呂場の扉が開いた。
「あ、」
「すみません!タオルと着替えをと思って。」
「ありがとう。」
「では、僕はこれで/」
「顔赤いぞ?男の裸なんて見慣れてるだろ?」
「そんな事ないです/だから早く服着てください//」
僕は御手洗に服を押し付けると、その場から逃げるようにリビングへ向かった。
御手洗先輩に僕を好きになってもらいたいのに、これでは僕の方が先輩に翻弄されっぱなしだ。
僕の告白も信じてないのかもしれない。
あなたの視界に入るには僕はどうしたらいいのだろう。
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