88人が本棚に入れています
本棚に追加
/61ページ
「光輝、寝るぞ。」
「はい。」
御手洗は、僕を自分の胸に引き寄せた。
彼の体温を感じられる幸せを僕は噛み締めていた。
「明日の朝食は、パンかご飯どっちがいいですか?」
「パンで。」
「分かりました。」
「ほら、寝るぞ。明日、起きれない。」
御手洗に言われて、時計を確認すると午前1時を過ぎていた。
僕はどれだけ御手洗と触れ合っていたのだろう。
先程の行為を思い出しながら、僕は身体の奥が熱くなるのを感じた。
「明日、9時に起こして。」
「はい!」
「光輝、うるさい。」
「あ、ごめんなさい。嬉しくってつい。省吾さんを起こす日が来るなんて夢みたいで...んん///」
話してる途中で、御手洗は僕の口を塞いだ。
「分かったから、寝ろ。」
「はい//おやすみなさい///」
「おやすみ。」
この日、僕が寝不足になったことは言うまでもない。
最初のコメントを投稿しよう!