88人が本棚に入れています
本棚に追加
/61ページ
「省吾さん、次はどこ行きますか?」
「その前に腹減らねぇ?」
「そういえば、減ったかも。」
「先に昼飯食べるか。」
「食べましょ。」
僕と御手洗は、フードコートに向かうことにした。
「結構、混んでるな。」
「昼時ですからね。省吾さんは何食べますか?」
「ラーメン。」
御手洗は即答した。
僕はラーメン屋の近くの席を探し、確保すると、御手洗と向かい合って座った。
「光輝は何食べるんだ?」
「僕もラーメンが食べたいです。」
「それなら買ってくるからここで待ってて。」
「いいんですか?僕の分まで。」
「当たり前。」
「それなら、麺は固めでお願いします。」
「了解。笑」
僕は歩いていく御手洗の背中を、微笑みながら見つめた。
最初のコメントを投稿しよう!