90人が本棚に入れています
本棚に追加
「この後、どこ行きますか?」
「ゲーセン。」
「好きなんですか?」
「パズルゲームは負けたけど、UFOキャッチャーなら勝てる。」
「負けず嫌いですね。笑」
なんて可愛いのだろう。
今すぐにでも御手洗を抱き締めたい。
「僕、恋人にUFOキャッチャーで、ぬいぐるみをとってもらうの夢だったんです。」
「ドラマの観過ぎだ。」
「そういいながら、省吾さんは僕の欲しいぬいぐるみをとってくれますよね?」
「ってか、ぬいぐるみなのか?」
「定番ですから。」
「ははっ、気が向いたらな。」
「えー。」
すると、御手洗が僕の口元を指で拭った。
「付いてる。」
「ありがとうございます//」
こっちの方が、よっぽどドラマのワンシーンなのだが。
「ん?」
「省吾さん、ずるいです...」
僕は呟いた。
最初のコメントを投稿しよう!