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「すまなかった。まさか、手を出すほど馬鹿な奴だと思ってなかった。」
「ということは、御手洗先輩はあの人に触られてないんですね。」
「ああ。」
「なんだ、そうだったのか。よかった。」
僕は安堵の表情を浮かべた。
「今は俺よりも自分の心配をしろ。」
「助けてくれてありがとうございました。」
僕は御手洗に頭を下げた。
「だから、礼を言われることはしてない。」
「それなら、僕の歓迎会をしてくれませんか？」
「2人でか？」
「そうです。」
「まぁ、1杯なら……」
「ほんとですか！この近くに行きつけのバーがあるので案内しますね。」
僕と御手洗は夜道を並んで歩き出した。
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