先が見えてもあきらめない

電車で意固地になる

　基本テレワークなので、週に１回程度電車に乗ります。２回乗り換えて２時間近くかけて通勤します。
　運動不足の解消を考えて、電車は座りません。翌日の体重測定が楽しみなんです。多い時は１ｋｇ減っています。
　立つ場所は、座る気がないので優先席の付近に立っています。優先席付近が混んでいるときは、車両の真ん中まで行きます。出入口って混むんですよね。
だから、先に入った人が真ん中が空いているのに入り口付近で立ち止まるとイラっとしてしまいます。なるべく不機嫌そうにならないように「スミマセン、奥へ行きます」と言って通してもらいます。
　座る気がないのに、立っている前の方が降りて行った場合は気まずい時間が流れます。”座らないんですか？視線”が注がれて周囲がピリついて、勇者が座る。別にそんな気はないのですが、自分が立っている前の席は自分の縄張りだという慣例があるみたいですね、これは東京だけなんでしょうか。
　タブレットで漫画を見ていることが多いのですが、手が少し疲れたので座ろうかなと思ったときに、前に座っている方が降りる準備を始めました。グッドタイミング！。電車が停車してその方が立ち上がったので、体をかわして、さて座ろうと思ったら、右前の女性がすすーっとスライドして私の右前が空いた状況になってしまいました。
　行動を開始してしまっていた私は、「をいっ！おんなっ！」と心で暴言を吐きましたが、右前は私の縄張りではないです。右に立っていた方は、私を見て”座りますか？視線”を向けてきますが、なんだか意地になってしまい”どうぞ視線”を返します。右の方は座ったときにまだチラ見してきましたが、「おれは、座んない主義だし」と心の中で正当化してタブレットを持ち直して終点まで過ごしました。
　こんなこと、降りたら忘れるようなことですが、ついつい考えてしまいます。やっぱり電車は座んないようにしようと固く誓うのでした。