可愛さ余って憎さ百倍

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可愛さ余って憎さ百倍

翌朝、健康的な朝の6時ぴったりに目がハッと覚めて起きた。 今日見た夢の内容は、あいつと喧嘩した時の夢や、一緒にご飯を食べている時の夢などで全て奴に関係している夢だった… まだ、俺全然未練たらたらじゃないかと言うことが分かっただけで他に収穫は無かった… でも、寝る前に決心した通り。 嘘コクで傷つく想いをするよりもずっーとマシかと思い覚悟を決めて戦場である学校へ向かったのである。 下駄箱でもあいつと合わなかったし。 教室は、違うから会わないので安心だ。 その日の授業はあいつへの嘘コクの返事をするので集中出来なくてずっと無言で黒板を見つめる羽目になった。 吉川が、近寄ってきて。 「青依〜、まだ体調悪いの〜?早く、一条と仲直りしろよ!がんばっ!」 などと言われてしまった。 全部、全部。奴のせいだ。
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