ハルマゲドン

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ハルマゲドン

 少女はふるえている。  十日前、教団の男は、某国の政府をあおって、この国に核ミサイルを発射させた。神の子の少女は殺せないことを、誇示するためだ。  確かに少女は死ななかった。  だが国は滅んだ。  そればかりか全面核戦争が始まり、世界は滅亡した。  世界で一人だけ生き残った少女は、ふるえるばかりだ。
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