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22時
3時間目の講義を終えた俺は、4時間目がある優正を待つため図書館に向かった。
俺は大学から電車で20分ほどの場所に家があるが、優正は俺とは反対方向に1時間半くらい先の場所に住んでいる。バイト先は俺の地元の方だし、講義のあとにそのままうちの方まで行き、晩ご飯も一緒に食べようという話になったのだ。
俺は図書室で優正を待つ間、出ていた課題を進めることにした。
ーー
「お待たせー」
4時間目終了のチャイムが鳴ってからしばらく待っていると、優正が図書室まで来た。俺は出していた課題を片付け、優正と図書室を出た。
「俺今パスタ食べたい気分なんだけど、優正の地元にある?」
「最寄り駅の近くにファミレスあるけど」
「あ、じゃあそこ行こうぜ」
優正はご機嫌に廊下を歩いて行く。
パスタと言われると、俺もパスタを食べたくなってきた。
キャンパスを出て5分ほど歩き、俺の地元へ向かう電車が来る側のホームの改札を抜けた。
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