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そんな感じで五階の入り口のフロアまで到達いたしましたので、これまでの戦闘でのドロップアイテムの確認をしておりますの。
小さな魔石が二百個。
これはダンジョンスライムのドロップアイテムですわね。
五割くらいの確率で飲料水という小瓶も共にドロップしておりましたので、飲料水の小瓶は百個ございますの。
調合の練習にも使用できそうですわね。
初心者向けのダンジョンだからなのか、他にも食塩や、コショウなどの香辛料、薪、食材などもドロップいたしましたわ。
「まさか肉が箱入りでドロップするとは……」
「どうやら、レアな魔物に遭遇していたようですわ」
このドロップアイテムの霜降り肉は、ダンジョンスライムと見た目は変わらないけれど、保有魔力量が多いキングダンジョンスライムという魔物からドロップしたようですの。
霜降り肉が入っていた箱に〝キングダンジョンスライム〟と書いてありますもの。
「ダンジョンスライム、オバケヤサイ、歩く草、シャドウアニマル……魔物の種類も初心者向けですね。出現するレベルは、いまのところ一桁でしたが、五階の奥にエリアボスが出現する部屋があり、種類はランダムと書いてありますね」
冒険者の心得が書かれた冊子を広げてエディが階層に出現する魔物を確認してくれていましたの。
「ここからならば転移も可能ですし、今日はこのあたりで切り上げて妖精の宿屋に向かいませんか?」
冒険者の心得にも、『慢心に注意、初心を忘れるべからず』と書いてありますものね。
わたくしたちはエディの提案に乗り、本日のダンジョン攻略はここで切り上げて、妖精の宿屋に移動して休むことにいたしましたの。
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