(side エンディミオン)

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「ソフィア姫、これからお見せするのは特殊な方法ですので、真似をしないでくださいね。危険ですので」 「危険だというならば、エディも他の方法で――」  ソフィア姫は、僕が婚約者ではなくても、きっと同じように心配してくれたのだろうな。  前世から行動力の塊のような彼女は、転生しても愛し子だ。  この世界の神々が愛する、愛し子たちの性質を彼女も持ち合わせている。 「僕は問題ありませんよ。前世でも習得していた慣れた魔法ですので」  本当に大丈夫だから、そんな不安そうな顔をしないでくれ。  他者を慈しむことのできる優しさ、慈愛の心。  世界の平和を願うことができる者。  神は時に非情になれる。  だからこそ愛し子は、お人好しなくらいでちょうどいい。  兄上や姉上たちを見守っている高位生命体たちも、よく言っていることだ。
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