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「ちょっと冬眠してくる」 その一言を発した彼女は、天然水のように澄んだ瞳をしていた。 足元で溢れて溜まったペンキが彼女のブーツにじわじわと迫る。 「……冬眠?」 「うん」 僕は彼女の反応で全て察した。冬眠、ああそうだね。生贄になるんだよな! 彼女の華奢な手とリュックサックを掴み、僕は村の外を目指して走り出した。雪が降る前に急げ、急げ、急げ。 出来る限り、遠くへ。
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