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そうだったんだ。だから、うちを攻撃しているのね。
「君のお父さんの残した会社を今頃になって攻撃するのは筋違いだとわかっているはずだ。おそらく、稚奈さんを茂と一緒にすれば、僕が君のことを含め、色々と諦めると踏んだんだろう」
「……?」
「何、不思議そうにしているんだよ。僕は君と付き合いたい。言っただろ、すぐに婚約でもいいよ」
「ちょ、ちょっと待って下さい。どうしてそうなるの?助けるだけなら必要ないですよね。婚約しなくても会社を救って下さるんでしょ?」
「まあ、そうだね。会社を救うのはそれとは関係ないけど、茂以外に変な奴が現れたらどうするんだ。先生に君を守ると約束した……君の隣は誰にも譲れない」
「……ただ、化けてるだけですよ。いつものパーカー、ジーンズ姿もご存じでしょ?シンデレラは魔法が解けたらただの人です」
「はは……ただの人?君は研究者としても一流だし、この美貌、特許も全て持っている。自分の価値を低く見過ぎだ。実はそれはとても危険なことだよ。今日のことでわかったはずだ」
「京介さん……」
彼は、私をじっと見つめた。
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