さようならの時

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「あ、シャオランとリーリーが帰ってきた!」 「お疲れー」  咲耶とネムは、手を振って出迎える。 「ちゃんと忘却の術はかけたか?」 「はい、コンガ師匠」 「またきっと会えるだろう」 「はい……」  喋るゴリラとフクロウから、シャオランは声をかけられたが、浮かない顔で返事をした。 「ほら、シャオランも、修行始めよう!」 「うん、咲耶待ってー、いこう、リーリー!」  山の中で、少女忍者と喋る動物達の修行の音だけが響いていた。
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