奇跡

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奇跡

 部屋に戻ると、僕のリュックに星形のキーホルダーがついているのが見えた。  えっ、未来が変わった? 僕はそれを手に取ってみる。  本物だ、あの時小さい僕がもらった物そのままだと思った。  本当にまたはなちゃんに会えるかもしれない。そんな思いで心が満たされていくのがわかった。  この1ヶ月後に僕は大学ではなちゃんと偶然再会するのだが、この時の僕はまだ知らない。  その時、お互いのリュックに付いている星形のキーホルダーを見てとても驚いたのは言うまでもない。おばあちゃんと小さい僕が奇跡を起こしてくれたんだ。  おばあちゃん、はなちゃんにもう一度会わせてくれてありがとう。これは神様にも言わなきゃね、おばあちゃんにもう一度会わせてくれてありがとう。  こんな幸せな1週間はもう訪れないと思う。本当に幸せだった。
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