約束

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約束

「はなちゃんいますか?」 「ちょっと待っててね。」  はなちゃんのお母さんがインターホンに出てくれた。  しばらくするとはなちゃんが急いで出てきてくれた。 「そうくん、どうしたの? ちょっとびっくりしちゃった」 「明日はなちゃんのお家にお邪魔してもいい? 最後に一緒に遊びたいんだ」 「ダンボールとかいっぱい置いてあるけどいい? 実は私もあげたいものがあるんだ」 「本当に?じゃあ明日楽しみにしてるね。お昼の3時くらいに行くね。おやつも持って行くから」 「うん、ありがとう。明日待ってるからね」  小さい僕が家に戻ってきた。どうやら明日はなちゃんと遊べることになったらしい。良かったと心の中で思いながら、小さい僕に微笑みかけた。  今日はぐっすり眠れそうだ。
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