2014年3月24日

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2014年3月24日

 2014年3月24日  ついに僕のおばあちゃんとしての生活が終わりを迎えようとしていた。今は朝の9時45分で墓地に向かって歩いているところだ。  やっぱりおばあちゃんの体だと歩くのに時間がかかってしまう。やっと到着した頃にはもう10時を迎えようとしていた。  そっと墓石に手を触れる。自分の名前を言って交換してくださいと唱える。 戻れないんじゃないかなんて思ったりしたけど、おばあちゃんを信じるしかない。  しばらくしてから目を開けてみた。自分の手を見るとしわがなくなっている。どうやら上手く元に戻れたらしい。
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