2014年3月18日

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2014年3月18日

 2014年3月18日  太陽の光が眩しく感じた。自分の手を見るとしわしわで思ったように体が動かない。  あれっと思って横を見ると小さな男の子がこっちを見ている。この子って9年前の僕? おばあちゃんが亡くなる1週間前って一緒にお墓参りに来ていたのだったっけ…… 「おばあちゃん、もう帰ろうよ。神様にもいっぱいお祈りしたよ?」 「はいはい、じゃあもう帰ろうね。帰ったらそうちゃんの好きなアイスクリームがあるよ」 「わーいやったあ! 早く早く!」  どうやら話したり動いたりするのは自分の意思じゃないらしい。そのまま歩いて行くと、家に到着した。おばあちゃんが生きていた頃、僕は一緒に住んでいたのだ。 「冷蔵庫からアイス取って食べてもいいー?」 「いいよ。じゃあ一緒にアイスを食べようかね」  一緒にアイスを食べながら他愛もない会話をずっとしていた。小さい僕は思ったよりも可愛くて、本当に幸せな時間だった。  おばあちゃんってこんなに僕を可愛がってくれていたんだとひしひしと感じる。でも後1週間で死んでしまうんだよね……とふとした時に考えてしまう。 「おばあちゃん、今日は隣で寝てもいい?」 「いいよ、お布団用意するね」  小さい僕が何かを感じ取っていたのかわからないけど、いつもと違っておばあちゃんと一緒に寝るらしい。  夜ご飯を食べた後、僕は急な眠気に襲われた。 「そうちゃん、もう寝るかい?」 「うん、寝る! おやすみなさい」  布団に入ると気づいたら寝てしまっていた。
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