◇強烈連続ワンパン!!危うきこと累卵(るいらん)のごとし!!◇

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「あの、ヤマト、カンナさん、可児君、ちーちゃん、雷太、そんなに顔をくっつけられると――――――――」 「うははは!気にせんで―♪」 「ケチケチすんな!」 「おかまいなく。」 「ちーちゃんのことは空気だと思って♪」 「凛先輩がダメだと言っても聞きますからね!?」 会話を聞く気満々な態度に、一応注意してみるが聞く気はないらしい。 〔★一部は凛に過保護だ★〕 無理やり引き離しても、引き下がってくれないとわかったのであきらめる。 諦めて、相手が、高野舟槙(こうや しゅうま)さんが、電話に出てくれることを願う。 (・・・出てくれるかな・・・) そう思った私の気持ちは、杞憂で終わる。 〈もしもし、誰ですか?〉 (出た!!) ビンゴ!ビンゴ~!と思いながら告げた。 「お忙しいところ恐れ入ります。本日、お世話になった凛道蓮です。」 〈え!?凛道蓮君!?本当に電話かけてきてくれたんだぁー♪無事、家に帰れたんだね!〉 「え?ええ、まあ・・・」 実際は、ダンプトラックでミンチになりかけたけどね。 〔★命は助かったが、無事ではない★〕 〈今日は本当にありがとう!念のため聞くんだけど、今、時間があるからかけてきてくれたんだよね?〉 「はい、そうです。」 〈よかった!君には、いろいろと―――――警戒してもらいたいことがあるから。〉 「警戒?」 〈うん!ほら、その・・・今日、二三人伯父さんの様子を見て気づいたかもしれないけど――――今、檜扇家は遺産相続の件でもめ事が起きているんだよ。〉 「相続問題、ですか・・・?」 〈そうなんだ。恥ずかしい話・・・〉 控えめに聞けば、盛大なため息をつきながら相手は言う。
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