◆闇夜にはびこる悪を断つ!!凛道蓮の不審者対処法!!◆

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「最後に少年部の子は、活動時間は22時までなので、時間になった声掛けするので帰って下さい!それまでよろしくお願いします!」 「よろしくお願い致します!」 「「「「「よろしくおねがいしまーす」」」」」 あ、私のお願いしますが、みんなより少し言うのが早かったな。 そう思いながら、渡された紙をしまっていたら肩を叩かれた。 「凛!寒くないか?」 「瑞希お兄ちゃん♪」 そう言って声をかけて下さったのは、真田瑞希お兄ちゃん、20歳♪ バリスタ見習をしているさわやかでカッコイイお方。 中性的な顔立ちをしており、笑うと可愛いお顔になる愛しいお方。 言ってしまえば、私が片思いしている好きなお方なのです。 今宵も、仕事先で染みついたコーヒーの香りをただよわせ、私を誘惑してくるのでしたー♪ 〔★凛が勝手に魅了されているだけだ★〕 ちなみに瑞希お兄ちゃん、キュートな見た目とは裏腹に、元ヤンだったりします。 現役時代は、全国一の暴走族・龍星軍の初代総長として、ブイブイ言わせる武闘派でした! そんな時期の彼と私は出会い、6年も片思い中なのです♪ 私が恋慕していることを知らない好きな人は、優しい表情で私に語りかけます。 「凛、組み分け見たか?俺ら、同じグループだぜ!」 「見ましたよぉ~!嬉しいです!よろしくお願いしますぅー!」 瑞希お兄ちゃんの腕にギュッと抱き着けば、ヨシヨシと頭をなでて下さった。 「おう、よろしくな、凛!」 優しい手の動きにうっとりしていれば言われた。 「そのスカジャン、似合ってるぞ、凛。」 着ている服・・・夜回り組から支給された制服を褒められる。 「ほ、本当ですか?僕には、大人っぽ過ぎる気がしたのですが・・・?」 「そうでもないぞ!可愛い、可愛い♪」 笑顔で仰ると、さらに頭をなでて下さる好きな人。 夜回り組の安全パトロール隊員には、おそろいの服が支給される。
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