◇予期せぬ一騎打ち!?凛道蓮も菅原凛も大前進!!◇

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「ちょっと烈司さん!?なに言い出すんですか!?」 「どういう意味じゃ!!?宗方烈司!!?」 言ったのは、甘いマスクの男前。 肩ひじつきながら、ジーと鳥恒先生を見つめていた。 それで私は気づく。 烈司さんが、烈司さんでないことに。 「まさか烈司さん!?鳥恒先生を霊視してるんですか!?」 「れ、霊視じゃと!?わしを!?」 「凛たん、俺が視てる時は、LEONさんと呼んで~♪」 そう言って、口元だけで笑うと、瞬きすることなく鳥恒先生を凝視するLEONさん。 「ど、どういうことじゃ!?霊視とは、まさか―――――!?」 「すんません、鳥恒さん!!実はうちの烈司は、視える人間なんすよ!!それも百発百中!!」 「なんじゃと!?」 「心配してもいいけど、心配しなくてもいいっすよ、鳥恒光憲さんこと檜扇辰也さん。」 瑞希お兄ちゃんの説明が終わるや否や、LEONさんは変わらぬ口調で言った。 「心配しなくても、キレイに成仏してますよ~兄上様である竜憲さんは。」 「なんじゃと!?」 LEONさんの返答に目を見開く鳥恒先生。 「ウソじゃ!!あんなむごい殺され方をしたんじゃぞ!!?半世紀かそこらで、成仏できるはずがない!!」 「いやいや、成仏してますよ。あなたのおばあ様が鳥恒夫人が、実家にあなたを連れ帰って、檜扇家を離れたことで、高野湖亀達の魔の手から逃れたのを見とどめている。だから安心して成仏してます。てか、こりゃあ完全に―――――――――竜憲さん、現代に転生してるよ。」 「「「「「「「「「「「「えええええ!!?」」」」」」」」」」」」 「うははははは!」 「わはははは!!」 予想外の回答に、絶叫する私達と、笑い声をあげる約2名。 「あ、兄上が!兄上が!!現代に転生しているというのか!?」 「そうです。」 「どこにいらっしゃるのだ!!」 「そこからは料金かかりまーす♪有料鑑定しますか?しませんか?」 「烈司!!」 「烈司さん!!?」 「金をとるのか貴様!!?」 「視るのは、かなり力使うんで♪」 〔★地獄の沙汰も金次第、だった★〕
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