loss of innocence《無垢の喪失》

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ポツリと呟かれた言葉 玄関のドアを開けようとしていた拓真は、振り向いた 視界に入るのは、今にも泣きそうな顔 「大丈夫じゃねーじゃん」 駆け寄って抱きしめた廉十にそう言うと、廉十は立ちすくんだ 「廉十」 「…」 「俺もお前を愛してる 他の誰よりも大切に思ってる」 好きだった 選ばれるのは自分だと思ってた でもそれは叶わなかった……
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