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「お前が死んだら、お前がそうやってまで守ってる家族はどうなるんだよ
拓真のことはわかった
復讐するなら、回りくどいことしないで直にアイツを殺ればよかった」
「…」
「拓真だって被害者じゃないかよ」
「でも俺は、していいことをしてない
それが誰かを守るためでも、したらいけないことをしてる
廉十が弱い自分を隠すために独裁者演じてるのとはわけが違う
俺のは」
「アイツが俺の名前を出したってことは、俺のことも守ってる?」
「…」
「拓真、教えて」
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