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「拓真と幸せになりたいって言ったら?」
「こんなクズより、もっと心が綺麗な奴と幸せになれよ」
「俺だって、拓真との時間終わればドクズの独裁者扱いされてるんだけど」
「こんなに素直で可愛いのにな
でもそれは俺の前だけにしとけよ?」
「だからドクズの独裁者なんだってば」
「…」
「…なに……?」
「このままここで過ごすことで現実を見なくてよくなって、それをクソ親父が許してくれるなら……
帰りたくねぇな」
抱きしめられた重みを感じて、廉十は涙を落とした
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