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なのに奴に甘やかされて優しく抱かれるたび、死のうとしてたことを忘れる
その理由すら…
「廉十」
自分で自分を偽り欺き、本当の自分がわからなくなることに疲れてきていた
もうやめたかった
『いいか廉十
誰かを欺く時はそいつの為になると思え
生き続けるなら死を望め
自分を創り上げることは強さになる
本当のお前をわからせるな
それは弱みになる』
まるで呪いだ
街が変わっても俺は自分らしく生きれない
自分の何が本当で、何が偽りだったろう
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