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「じゃあ、早速仕事を始めるぞ!
新入社員の二人は、真宙が担当してくれ。
頼んだぞ。
それじゃ、健太配送に行くぞ!」
「はい。お願いします!」
皆んな、それぞれ仕事の準備に取り掛かった。
僕と桜井くんは、原咲さんの後について行き、
一日の流れを聞いた。
「会社に来たら、先ず初めに、その日の配送先をチェックします。
事務所にある、このボードに貼り出されています。ボードに何もなければ、事務の佐野さんか
中居さんに確認するようにして下さい。
それぞれ、担当が決まっているから、自分の名前の所をチェックして下さい。
トラックには、必ず二人づつ乗ります。
配送の間違いを防ぐためです。
二人一組が、鉄則です。
君達は、まだ運転免許がないから、サポートメンバーとして、配送のお手伝いをしてもらいます。明日から、一緒にトラックに乗ってもらうね。現場のやり方も覚えてもらうためだから、
二人のお手伝いをして下さい。
じゃあ、澤井くんは、俺のチームね。
桜井くんは、健太のトラックに乗ってサポートして下さい。
今日は、トラックに積み込みするやり方を
覚えてもらいます。
こっち、来て下さい。」
「はい。よろしくお願いします。」
僕は、ちょっとガッカリしていた。
花田さんのチームに行きたいと思ったからだ。
でも、文句なんて言える立場ではない。
これは仕事だ。遊びではない。
僕は自分に言い聞かせていた。
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