無人島

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Aが気がついた後、他の三人もだるそうに体を起き上がらせた。 四人はお互いが、まだ生きていることを。全員が無事だったことを、喜びあった。しかしながら、その喜びもつかのま、残酷な現実から目を反らすわけにはいかなかった。 帰りの船は無いという現実を。
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