無人島へ――

3/9
前へ
/31ページ
次へ
「まぁそりゃつくときはつくけどさぁ」 Dが振り返りCを見る。 「まぁまぁ、まだまだかかるからさ」 Bがフォローするように言う。 「じゃぁお昼寝しようかな」 Dはそういいながら、小型船、唯一の簡易部屋に入っていった。 Aはまだ海を眺め、目をキラキラさせていた。 日の出前に港を出て、今は真上に日が昇っている。 辺りはさっき指差した島影を除けば360度、海原が広がっていた。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

509人が本棚に入れています
本棚に追加