0人が本棚に入れています
本棚に追加
別れの時1
私は、ある埋め立て地の商業施設にやって来ていた。
日は暮れ、辺りは真っ暗になっている。
私達は、別れる事を選択した。
明日には、2人違う道を歩み始める事になる。
最後に、どうしても見せたい物があると、ヨシタカさんに言われ、
ここにやって来たのだ。
それは、いかにも、大倉庫と呼べる物に近い。
「この施設だ。」と、ヨシタカさんの車で、ここに来た。
「え、これが施設なの?」と、
大倉庫を見上げながら言った。
施設という割には、明かりが殆どない。
ヨシタカさんは、黒いカードを、扉の前で翳し、
頑丈な、鉄の扉を開けた。
最初のコメントを投稿しよう!