0人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
入ると、すぐに、黒ずくめの男が、2人立っていた。
「お久しぶりです。ヨシタカ様。」と、深く礼をされながら、左に立っている男性に言われた。
ガタイが良く、プロレスラーや柔道のパーワータイプのような男だった。
ただ、年齢は、40代だろうか、顔に少しシワが見える。
右の男も見た。
左側の人を、同じような体形だが、かなり若く見える。
「ここのナンバー2のクロキヨシタカさまだ。よく覚えておけ。」と、
左側の男から言われていた。
その途端、右側の若い男は、何回も頭を下げて挨拶していた。
ここは、どういうところなのだ?
奥の方をみると、コンテナが、大量に積まれている。
「こっちだよ。ナオさん。」そう言って、
ぼんやりと見えるコンテナを見ていた私は、ヨシタカさんに腕を引っ張られ、
迷路のようなコンテナの中を歩いて行った。
最初のコメントを投稿しよう!