苦い珈琲の気分

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苦い珈琲の気分

最後にプレゼントを孫からお父さんに渡した。 お父さんはすごく喜んでいた。 突然だがお父さんはトイレが近い。この会の時も何度か頻繁にトイレに行っていた。 私がお会計をしている時にお父さんが席を立つ。 帰りお父さんが近づいてきて、〇✕〇✕〇円だったの?と聞かれた。 私は、お父さんに聞かれるまで、達成感もあったし皆楽しんでそうだったし良かった〜と思っていた。 しかしお父さんから聞かれた瞬間、苦い珈琲を飲んだ気分となった。それもまたお父さんらしくも思えた。 結局、私はこの会全体と乾杯の挨拶を考えたけど父に直接自分の口で思いを、伝えることは、なかった。
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