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貴方に一条の傷跡を残してやりたい。
私が愛する貴方に一生消えぬ傷を刻み込んでやりたい。
私は貴方を愛するが、貴方が私を愛さぬというのなら、それでも良い。
貴方が私を拒めど私はそれを受け入れよう。
貴方が放ったその刃を受け入れよう。
貴方が私に決して消えぬ傷を作ることを渇望しよう。
けれど強欲で醜悪な私は諦めることなどできない。
だから、私は貴方のその無垢で純真で優しい心に傷をつける。
そして、その傷に高慢に居座ってやろう。
それだけが私のたった一つの希望なのです。
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