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少年は地下へと進んだ。
そこには小さな部屋があった。
「おぉ、来てくれたんだな」
少年は声に反応する。
人の気配は無いのに確かに声が聴こえる。
「ここだここだ、俺はここにいるぜ。なんかド派手な音が聴こえてビックリしたぜ。あんたは無事だったんだな」
人は少年以外いない。
「……剣が……喋ってる」
声は部屋の祭壇の壁に鎖が巻かれた鞘に収められた大きな剣から発せられていた。
「あぁ。俺は剣だ。どうだ? 喋る剣は珍しいだろ?」
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