第7章

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 翌朝、レクルとオレウルスは宿の部屋で目を覚ます。 「あれ? 戦って、その後記憶が無いや。戦い? えっと何だっけ?」 「何を言っているんだ。昨夜は平和でぐっすり……あれ? 何か変な夢を見た気が……。ティルフィングは何か覚えていないか?」 「俺は……あれ? 何も覚えてないぞ。夢だったんじゃないか?」 「お客様、朝ご飯の支度ができております」  部屋の外から宿主の声がする。 窓から見える海の景色は相変わらず曇って深い霧で覆われていた。
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