4人が本棚に入れています
本棚に追加
翌朝、レクルとオレウルスは宿の部屋で目を覚ます。
「あれ? 戦って、その後記憶が無いや。戦い? えっと何だっけ?」
「何を言っているんだ。昨夜は平和でぐっすり……あれ? 何か変な夢を見た気が……。ティルフィングは何か覚えていないか?」
「俺は……あれ? 何も覚えてないぞ。夢だったんじゃないか?」
「お客様、朝ご飯の支度ができております」
部屋の外から宿主の声がする。
窓から見える海の景色は相変わらず曇って深い霧で覆われていた。
最初のコメントを投稿しよう!