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それから、結愛と鳴海はベランダで会うたびに話をするようになり、仲良くなっていった。
互いの部屋を行き来し、煙草を毛嫌いしていた結愛も鳴海の影響で喫煙するようになるほど二人の交流は増えた。
しかし、そんな中で、結愛は鳴海が時折見せる暗く深い瞳の奥が気になった。
まるで、自分を見ているようで、鳴海をほっとけなかった。
一人にしてしまえばいなくなってしまうんじゃないかという不安感があった。
そんなある日、結愛は鳴海の秘密を知る。
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