1人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
ベッドに入ったらもう寒気じゃなく悪寒が酷くて寒くて堪らない。
旦那さんの布団と電気敷毛布も借りたけどムカつくくらい寒い！！
高熱が出るんだと、
高熱じゃないと戦えないくらいの風邪菌なんだと、
布団の中で震えながらそう理解したんだよ。
(この時にはまだただの風邪だと思い込んでたから)
大人しく寝てるのに体調は更に悪化してゆく…
体中が痛い！喉が痛い！咳が酷い！頭痛が酷い！
耐え難くて咳止め薬を旦那さんに買って来て貰い、
体と頭の痛みを止めたくて鎮痛剤を飲んだりね。
そんな色んな辛い症状と戦いながらも、
何とか3日目の朝に発熱は自然に引いたんでホッとしてたんだけど……
その日の夜…
いきなり腹痛が襲ってきた！
え？お腹に菌が移動したか？不安になりながらトイレへ。
……………！！！
忘れかけてた例のヤツか！？
この耐え難い陣痛のような腹痛はヤバいよ！！！
焦り始めたらすぐに全身の力が抜けて床に倒れ込んだ。
“やっぱり…迷走神経反射が始まった…”
床に倒れ込んだら暑くもないのに体中から滝のように汗が吹き出してきた。
もうトイレの床は自分の汗でビショビショ状態になった。
続いて吐き気も襲ってきたからどんどん不安になったんだと思う。
いつの間にか過呼吸になってたらしく体中が痺れて硬直してる…
硬直で指も曲げられなくなってパニックになってると気づき、
深呼吸を何度かしてたら痺れと硬直が治まって行ったよ。
旦那さんが異常事態を察して見に来た。
“お前、大丈夫か！？”
もちろん大丈夫ではないよね。
“救急車を呼ぼうか！？”
いや、もう少ししたら落ち着くからと答えてタオルを要求。
…………………
その後、
長い時間をかけて腹痛と戦いカチカチからシャビシャビまで出し切った。
もう大丈夫か？と思って安心してたんだけどね…
弱い腹痛は止まらず…
夜中に何度もトイレへ…
そして翌朝───
もう出るものは無いだろうにまだ腹痛が止まらない。
ほんの少し出たので便器を確認してみたら…
なにやら粘液に血液が混じってる感じのが出てた。
“ああ、出るもの無くなったから粘液まで搾り出したか？”
と、軽く考えてたんだけどね。
その後もトイレに行く度に粘液が…
もう血液が混じってるとかいうレベルでなく、
いちごジャム状からブルーベリージャム状へと…
これ絶対変だよね？
絶対ただの風邪とかじゃないよね？
私はいったい何の病気にかかったのか！？
あまりに怖くなって受診を決めた。
その日は土曜日。
午前中の診察受付が終わる少し前にかかりつけ医院へ行ったよ。
熱はもう出てないから事前電話せずに行ったら足止めされた。
駐車場に停めた車の中で暫く待たされ、
やっと診察室に入れた思ったら長い綿棒を持った先生が待ってた。
“今はコロナとインフルと両方流行ってるからね！”
初めて両方検査され、結果は秒で判明した。
“ルナさんコロナでした”
…………コロナ？
なるほど。
弱毒化したとはいえ、
そりゃコロナだったならあの辛さは納得だわ(笑)
そして、
家族に感染しないようトイレは使用後にアルコール消毒したり、
タオルは使い捨てのペーパータオルにしたりと気を使ったよ。
結果───
旦那さんは翌日には各種症状が出始め…
月曜日に受診＆検査の結果陽性判定だった。
(いや、発症が早いか遅いかで最初の感染は私なのか旦那さんなのか定かでないよね？)
娘はその2日後に体調不良で職場を早退したけど、
吐き気と微熱のみの症状だから私たちとは違ってて、
翌日に同じく受診＆検査の結果は陰性だったよ。
でも微熱が引かないので働く気力が湧かないらしく長く休んだけどね。
じつは………
このコロナ養生の間にある事で夫婦で言い争いに発展したんだけど。。。
またいつか話そうかな？笑えるくらい馬鹿馬鹿しい事から始まったんだけど(笑)
発症から明日で2週間になるけど、
2日前まで寝る前に鎮痛剤を飲まないと背中と腰が痛くて眠れなかった。
味覚はいまだにビミョーにおかしい状態が続いてる。
甘さ辛さ酸っぱさは感じるんだけど複雑な味が判らないんだよね。
だから何を食べてもイマイチ美味しくなくて栄養失調になってたようで、
体重計に久しぶりに乗ってみたら3キロほど減ってたよ。
(普通に食べられるようになれば体重も戻るだろうね)
今回、お腹に症状が出てなければ受診はしてなかったと思う。
なんだか酷い風邪が長引いたなくらいで終わってた気がする。
あまりにノン気だから“これでもか！”って誰かに気づかされたかも？(笑)
2024/04/23
最初のコメントを投稿しよう！