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出奔編
◎タニア・エンルーダがニアになるまで
没落し平民となった後、辺境の領地エンルーダの領主の元へ実母メーラと共に移住。現エンルーダ領主アースロの後妻となった実母の連れ子として辺境伯家に入る。が帝国リュリアールの帝都シャルドーネにある貴族学園中に、皇太子婚約者に危害を成したとの冤罪により毒杯の刑に処される。
領主アースロと嫡男イグザムにより毒杯を装った仮死状態で帰領。平民ニアとしてエンルーダで墓守りグリーグの手伝いをしていた。
しかし帝都シャルドーネから大魔法使いガラテアの骸がエンルーダに運び込まれた事から、大量の黒装束の集団による襲撃がはじまりエンルーダは炎に包まれ、領主アースロは猿人魔獣を領地に放つ自領戦闘を決める。
死した存在とされるニアは避難領民から外れ、ニアを護る為に戦うグリーグが、其の命を散らす姿を目の当たりにする。
妊娠する身で、独りエンルーダを脱出しようとしたニアは、追ってきた次期領主候補イグザムの手をも振り切るが、関所橋の上で男達に拉致されてしまう。
◇人物
タニア・ルー・エンルーダ→ ニア
元男爵位だった相手と平民だったが魔力量が多い実母メーラの間に生まれるも、父を事故で亡くした事で平民となった主人公。
前世4回の記憶持ち。子どもの時より全ての前世で婚約者や夫に断罪され処刑等にあった。
桃色の髪色を持ちエメラルドの瞳。
庇護欲をそそる、垂れ目がちの可愛らしい外見。
ウイルザード・アウェ・リュリアール
リュリアール皇国の皇太子。黒髪にパープルアイの容姿端麗な風貌。優秀な皇太子だが、溺愛する婚約者の悪性を許している事が問題になっていたが、同世代の子息達が婚約者パメラを支持し、婚姻となった。
パメラ・ラーナ・ブリュイエル
金色に青眼の瞳を持つ皇太子婚約者。後に皇太子妃になるが聖堂に仕える筆頭魔法使いガラテアを殺害し逃走中。
イグザム・ルー・エンルーダ
辺境エンルーダの次期領主。義母の連れ子であるニアの義兄。エンルーダ領主筋特有の赤髪に赤い眼。
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