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十七話 事故【バスツアー】
卒業旅行に「ホラー体験ができるバスツアーを
選んだ25人はそれぞれの友達と一泊二日のホラー体験ツアーのバスの前にいた。
「おはようございます。運転手の井の頭と申します。お名前チェックします。鴨の下様とご友人の四人は一番後ろのここの席です」
バスツアーの運転手はニコニコしながらバスの前でツアーの参加者を立って待っていた。そして参加者のグループ毎に名前をチェックして座席を案内していた。
ふと鴨の下桜は、バスガイドがいない事を不思議に思い運転手の井の頭に尋ねた。
「バスガイドさんはいないんですか？名前のチェックも運転手さんがしているようですし」
運転手の井の頭は言った「ホラー体験ですからね。女性のガイドさんは嫌がるんですよ。ですから私がガイドさんの分まで仕事しなければならないんですよ。はっは……」
運転手の井の頭はそう言って笑った。
この時、バスツアー参加者の誰もがそう言う事もあるのか？と思い納得していた。
ところがツアーの参加者が全員乗り込んだ20分後「このバスツアーはおかしい」
参加者25人全員が思ったその瞬間から恐怖のバスツアーは始まっていた。
続く
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